弁護士 水野智之
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婚姻関係が修復できるか

婚姻関係が修復できるか

2015/09/10

新宿区四谷の弁護士水野智之です。
離婚事件において,離婚を拒否している相手方との間で離婚できるかどうかは簡単に判断できるものではありません。

 

実際,夫婦間において一方当事者だけが悪いというケースはなかなかなく,どちらにも非があるというケースは少なくありません。
例えば,夫は生活費をきちんと渡さない,暴言や暴力をふるう,一方で,妻はきちんと家事をやらない,浪費して家計を苦しくするといったことがお互いにあるということが考えられます。

 

ただ,顔を合わせれば喧嘩ばかりといった夫婦だと,婚姻関係が修復できなくなっていることが多いです。
そして,離婚を拒否する当事者は,婚姻関係修復のためになにがしかの努力が求められることになります。
離婚を求めている当事者も,夫婦関係を修復する努力をすることは必要ではあります。しかし,離婚事件を経験している実感としては,離婚を求めている当事者よりも,離婚を拒否している当事者の方が求められる努力というのは大きいように思われます。
離婚を拒否する方の場合,婚姻関係が修復できるかどうか,婚姻関係修復のために何らかの努力をしているかどうかといった事情も,離婚原因の判断材料となりますから気をつけた方がいいですね。

 

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